『鬼滅の刃』上弦の参・猗窩座とは?悲しい過去をネタバレ!

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この記事には原作のネタバレを含みます。ご注意下さい。

猗窩座の登場する劇場版『鬼滅の刃』についてはこちら→『鬼滅の刃−無限列車編−』のあらすじネタバレは?

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『鬼滅の刃』上弦の参・猗窩座(あかざ)とは?

『鬼滅の刃』に登場する猗窩座(あかざ)は、12人いる鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の直属の部下の中でも、3番目の強さである「上弦の参」を任されています。1人で「柱3人分」と言われている強さの上弦の鬼の中でも、猗窩座は”別格”と言われており、鬼舞辻無惨の信頼も厚い鬼です。その為鬼舞辻無惨から「特別な任務」を任されており、定期的に鬼舞辻無惨の元へ状況報告に訪れています。

猗窩座は武器を使わない鬼?拳のみで戦う武闘家

鬼は様々な武器や血鬼術と言った手段を利用して戦う事が多いです。しかし猗窩座は十二鬼月では珍しく、自分の身1つで戦う武闘家の鬼です。別名を「拳鬼」と呼ばれる猗窩座はその名の通り、拳を使って戦いますが、その強さは炎柱の煉獄杏寿朗(れんごくきょうじゅろう)すらも歯が立たない程のものでした。

猗窩座は「強さ」求める鬼?格闘バカな一面

猗窩座は鬼になった事を「鍛錬」だと考えており、強さを追い求める事に全てを費やしてきました。その為、「格闘バカ」な一面があり、弱者を非常に忌み嫌っています。その反面、強者は認める姿勢を見せており、「無限列車編」炎柱・煉獄杏寿朗と戦った際には強さを称賛し、鬼にならないかと勧誘をしています。

強さの極地である「思考の領域」を目指して鍛錬を積む猗窩座は、100年以上にも渡って鬼舞辻無惨の元で働き、多くの人間を殺めてきました。そんな猗窩座を退治しようと多くの鬼殺隊・柱が挑んでいますが、その多くが命を落としています。そして自分に戦いを挑んだ者の中で強者を見つけると、幾度となく鬼にならないかと誘っていますが、そのどれもが命を落としており、誰1人として残っていません。

猗窩座はなぜ鬼になった?悲しい過去をネタバレ

病弱な父親を看護していた猗窩座

100年以上前、猗窩座は「狛治(こまじ)」という名前の青年でした。狛治は病弱な父親と二人暮らしで、貧しい生活を送っていました。父親の病には薬が必要で、その薬を買うお金を稼ぐ為に狛次は強盗を繰り返していました。そんなある日、父親が自ら命を絶ってしまいます。狛治の父親は狛治が強盗をしたお金で薬を買っている事に気付いており、狛治に真っ当な道を歩んで欲しいという想いから自ら死を選びました。唯一の家族である父親を亡くした狛治は荒れ果てていきました。

師範と出会う狛治(猗窩座)

自暴自棄だった狛治は喧嘩三昧の毎日を送るようになります。そんな狛治の前に「素流」と呼ばれる武術の達人が現れました。師範は狛治を引き取る事にし、その代わりに自分の娘の看病を言いつけました。師範の娘・恋雪は体が弱く、四六時中の看病が必要な状態でしたが、狛治は熱心に寄り添い、やがて恋雪の病状は改善していきます。

恋雪と結婚を決めた狛治(猗窩座)

3年の月日が流れ、狛治と恋雪は互いに思い合うようになっていました。そんな時に師範から恋雪との結婚と道場を継ぐ話を持ちかけられます。狛治は自分に自信がないながらも、恋雪の健気な気持ちに答え、晴れて2人は結ばれる事となりました。病弱で明日の命も分からないような恋雪に、狛治は当然のように未来の話をし、そんな狛治の気持ちが嬉しかったと恋雪は明かします。そんな恋雪の健気な気持ちに狛治は「一生守ります」と恋雪を守り抜く事を誓いました。

幸せな狛治と恋雪に悲劇が訪れる

父親の墓前に結婚の報告に出かけた狛治は、道場へ戻ると衝撃的な場面を目撃してしまいます。道場を人だかりが覆い、胸騒ぎのする狛治が駆けつけると変わり果てた姿の師範と恋雪がいました。力で勝てないと踏んだライバルの道場が、狛治達の住む道場の井戸に毒を混入した事で、その水を飲んだ師範と恋雪が命を落としてしまいました。狛治は悲しみと怒りからライバルの道場へ乗り込み、素手で道場の人間67人を全て殺してしまいました。

生きる意味を失った狛治の前に無惨が現れる

仇をとった狛治でしたが、生きる意味を失ってしまいました。その日の夜に、狛治の前に鬼舞辻無惨が現れます。無惨は狛治に「強い鬼を作りたい」と話し、「血を分け与える」と言いました。そんな無惨の言葉に狛治は抵抗する事なく、「全てがどうでもいい」と呟くと、狛治は鬼へと変化しました。こうして愛する者を失った狛治が行き着いた先は、鬼になるという悲劇で、鬼になった事で恋雪や師範の事も忘れて、猗窩座という名を名乗り、無惨の部下として尽力するようになりました。

鬼になっても遺る狛治の想い

鬼になった事で猗窩座は狛治だった時の記憶は失っています。しかし、猗窩座には「狛治の名残」とも取れる要素がいくつか残っていました。まず猗窩座は「女を食べない」主義を貫いていました。鬼にとって本来女性は、子供を産む事ができる事から栄養満点の食糧です。しかし上弦の弐・童磨によると猗窩座は女性を食べる事は一度もなかったそうで、狛次の恋雪に対する想いが遺っていると考えられています。

そして猗窩座の「弱者を嫌う」性質「師範と恋雪を守れなかった」自分の弱さを嫌悪している事からだと考えられています。さらに、「卑怯者」という言葉に過敏に反応した猗窩座ですが、これはライバルの道場が井戸に毒を盛るという卑怯な手段を使用した事からであると言われています。このように猗窩座には人間だった頃の想いの残骸が多く残され、猗窩座の技名が「花火」の名前である事から、今もなお猗窩座の心には恋雪と花火の下で交わした誓いが遺っていると言われています。

まとめ

上弦の参・猗窩座の悲しい過去に関するネタバレはいかがだったでしょうか?『鬼滅の刃』は敵である鬼についても「人間だった頃」の物語が隠されており、鬼になってしまった原因や、想いが感動すると話題になる事が多い作品です。そんな鬼の中でも猗窩座は特に人気が高く、それは恋雪という人間の女性1人を一途に想い続けた誠実さが関係していると言われています。

猗窩座は「無限列車編」で初登場し、炭治郎が初めて出会う上弦の鬼であり、あまりの底知れぬ強さによって恐怖を与えました。そんな猗窩座の登場する「無限列車編」劇場版アニメとして描かれています。『鬼滅の刃』アニメ1期は「無限列車編」の直前まで公開されていますので、この機会にぜひアニメ『鬼滅の刃』を見直してみてはいかがでしょうか?

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猗窩座と激闘を繰り広げた煉獄杏寿朗についてはこちら→『鬼滅の刃』炎柱・煉獄杏寿朗とは?魅力を徹底解説!

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