劇場版『鬼滅の刃-無限列車編-』についてはこちら→『鬼滅の刃−無限列車編−』のあらすじネタバレは?
この記事は原作のネタバレを含みます。ご注意下さい。
『鬼滅の刃』下弦の壱・魘夢(えんむ)とは?
魘夢(えんむ)は鬼舞辻無惨の直属の部下にあたる「十二鬼月」の1人です。魘夢は「下弦の壱」を任されており、上から7番目の強さの鬼と言われています。鬼舞辻無惨は下弦の伍・累(るい)が「那田蜘蛛山編」で鬼殺隊に殺されてしまった事で、下弦の鬼達を集め会議を開きました。この会議は後にファンの間で「パワハラ会議」と呼ばれるもので、鬼舞辻無惨は下弦の鬼達を容赦無く次々と殺していきました。その理由が「言動が気に食わない」「逃げようとした」などの些細なものでした。
下弦の鬼の必要性を見失った鬼舞辻無惨は下弦の鬼全員を始末しようとしますが、最後に残った下弦の壱・魘夢は他の鬼とは一味違いました。魘夢は最後に残った事で他の鬼達の断末魔を聞けた事を感謝し、無惨の手で殺される事が嬉しいと言いました。この狂気じみた思想に一縷の望みを見出した無惨は、魘夢に致死量ギリギリの血を分け与え、鬼殺隊に対する刺客として任務を任せました。この任務というのが劇場版アニメにもなった「無限列車」のエピソードとなっています。
同じく「十二鬼月」の猗窩座についてはこちら→『鬼滅の刃』上弦の参・猗窩座とは?悲しい過去をネタバレ!
『鬼滅の刃』魘夢の能力とは?
魘夢の使用する血鬼術は「催眠術」
魘夢の能力は作中では詳しく明かされていません。血鬼術としては「催眠術」のような作用のものとなっており、魘夢の意思によって相手を眠らせ夢を見させるという能力になっています。そして魘夢はこの夢の中で相手の精神に攻撃を与える事が分かっており、夢を見させられている状態は身体の自由が奪われてしまいます。その為、一般の人間相手には夢を見させた時点で魘夢の勝利が決定しますが、鬼殺隊の柱レベルの人間になると、殺気によって術を回避される事もあるようです。
魘夢は相手の夢の中にある「精神の核」を破壊する事で、その人物を廃人にする事ができます。そして用心深い魘夢は自分自身が相手の夢に入るのではなく、「幸せな夢を見せる」という謳い文句で手下にした人間を自分自身と繋ぐ事で、手下の人間を夢の中に侵入させ、「精神の核」を破壊しています。夢を見させられた人物は、夢の中で死ぬ事でしか術を解く事ができない為、作中で炭治郎はこの仕組みを見破り、自分自身の喉を切る事で魘夢の夢から覚めています。
血鬼術「強制昏倒催眠(きょうせいこんとうさいみん)の囁き」
魘夢の「強制昏倒催眠の囁き」は、魘夢の左手にある口から発する声によって、相手を催眠状態に陥らせ、眠らせる技です。音を媒介にする攻撃なので回避する事はほぼ不可能と言われており、眠らされた者は夢の中で自害する以外に催眠から覚める術はありません。
血鬼術「強制昏倒睡眠(きょうせいこんとうすいみん)・眼(まなこ)
魘夢の「強制昏倒睡眠・眼」は魘夢の目と視線の合った者を強制的に眠りにつかせる技です。魘夢は無限列車で自身の目をそこら中に出現させ、幾度となく相手を夢に誘う技を披露しています。さらに、視線の合った者を夢に落とすかどうかは、魘夢の意のままに操る事ができる為、「夢に落ちた」と勘違いさせ、「夢から覚める方法」である「自害」を誘導する事も可能になっています。そして運よく自害が成功し、術から覚めても再び魘夢と目が合わないように、瞼を閉じたまま覚醒しなければなりません。
人間だった頃の魘夢とは?
魘夢が人間だった頃のエピソードは作中では明かされませんでした。しかし劇場版『鬼滅の刃-無限列車編-』の入場者特典でもらえる「鬼滅の刃 煉獄零巻」で魘夢の過去が明かされました。魘夢は幼少期から夢と現実の区別がつかない子供だったそうで、周囲を困惑させていたそうです。さらに成長した魘夢は、医師免許も無いのに催眠術によって難病の患者に「完治した」夢を見させ、ぬか喜びさせた挙句、残酷にネタバラシをするという生活を送っていたそうです。
魘夢の狂気的な嗜好は鬼になったからではなく、人間だった時代から人の絶望する姿を見るのが好きだったようで、鬼になった事によってより他人を陥れる事に快感を覚えていったと考えられています。他人の不幸や苦しむ姿を見るのが趣味という悪趣味な魘夢が、どのような経緯で鬼舞辻無惨と出会ったのかは不明ですが、元々の性質に目をつけた無惨によって「鬼」へ変化させられたのではないかと推測されています。
魘夢の最期とは?
魘夢は炭治郎によって頸を切り落とされますが、手応えはありませんでした。なぜなら魘夢は無限列車と自分自身を融合させる事で頸の位置を分からないようにしていたからです。無限列車の車内の人々を人質にとられ焦る炭治郎でしたが、煉獄杏寿朗の「鬼である限り頸はどこかにある」という助言もあり、落ち着いて魘夢の頸を探し、伊之助の野生の勘によって魘夢の頸を見つけます。
無限列車と同化する事で頸の強度を高める魘夢ですが、炭治郎の「ヒノカミ神楽」によって頸を切り落とされてしまいました。肉塊に慣れ果て、崩れていきながら魘夢は様々な後悔と、炭治郎に対する恨みを思います。自分の能力に自信のあった魘夢ですが、その力を持っていても結局「上弦の鬼」になれなかった事を後悔し、「悪夢だ」と思いながら消滅しました。
まとめ
下弦の壱・魘夢に関するまとめはいかがだったでしょうか?人間だった頃から残酷な行いを繰り返していた魘夢は、鬼になって強力な力を手にしました。魘夢の能力は柱である煉獄杏寿朗や炭治郎、伊之助を苦しませます。そんな魘夢と鬼殺隊との迫力のある戦闘は劇場版『鬼滅の刃-無限列車編-』で描かれています。『鬼滅の刃』をご覧になった事がない方や劇場版を未視聴の方は、劇場版で「無限列車編」を視聴する前に、ぜひアニメ『鬼滅の刃』を今一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
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