こちらの記事は原作の重要なネタバレを含みます。ご注意下さい。
胡蝶しのぶと栗花落カナヲの関係とは?
鬼殺隊蟲柱・胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)と栗花落カナヲ(つゆりかなを)は「師匠と弟子」の関係でした。貧しい家に生まれた栗花落カナヲはひどい虐待を受けて育ち、その辛さから逃れる為に感情を殺して過ごすようになります。いよいよ親に売られ、縄で繋がれて歩いている時に、胡蝶カナエ、しのぶの姉妹に出会います。ひどい出立の栗花落カナヲを放っておけず、胡蝶しのぶは栗花落カナヲを身売りの男から拐って助けました。
やがて天性の才能を発揮した栗花落カナヲは、胡蝶しのぶに無断で鬼殺隊の最終選別に参加し、鬼殺隊へ入隊します。当初は見様見真似で会得した「花の呼吸」について胡蝶姉妹からは認められていませんでしたが、やがて栗花落カナヲの天性の才能は認められ、蟲柱・胡蝶しのぶの「継子」として師弟関係を結びました。
上弦の弐・童磨と戦う胡蝶しのぶ
上弦の弐・童磨の能力とは?
胡蝶しのぶは「無限城編」で上弦の弐・童磨(どうま)と対峙します。童磨は元鬼殺隊で、「花柱」を務めていた姉・胡蝶カナエの仇でした。胡蝶カナエの羽織を見て、尚も胡蝶カナエを侮辱する童磨に、胡蝶しのぶは怒りを露わにしました。しかし童磨は上弦の弐で、鬼舞辻無惨を除く鬼の中で2番目の強さの鬼でした。童磨は金色で蓮の模様が描かれた扇子を武器としており、この扇子は斬られた者が気付かない程の切れ味で、鋭い斬撃を放つ事ができる武器になっています。
さらに童磨は「氷」の血鬼術を使用します。この血鬼術は自身の血を凍らす事で冷気を生み出す技になっており、どの技も高威力なものである事が分かっています。さらに、冷気を吸い込むと肺が凍ってしまい、やがて肺胞の壊死を引き起こすという恐ろしい能力も分かっており、鬼殺隊の隊士が使用する「呼吸法」全てを封じる事が可能になっています。
胡蝶しのぶが仕掛けていた壮絶な罠とは?
胡蝶しのぶは童磨を倒す為にある壮絶な罠を張っていました。その罠と言うのが、鬼の弱点である「藤の花の毒」を一年以上かけて摂取し続ける事で自身の体を「毒の塊」にすると言うものでした。上弦の鬼レベルになると通常の攻撃では効かない事を知っていた胡蝶しのぶは、姉の仇である童磨を確実に始末する為に、「自分自身を食わせる」と言う方法を選びました。童磨は女を好んで食べる鬼で、胡蝶しのぶも力だけでは及ばない事を悟ったがゆえの作戦でした。
致死量のおよそ70倍にもなる「胡蝶しのぶの体重と同じ37Kg」の毒を、自身を吸収させる事で童磨に服毒させ、勝機を見出すと言う罠を張っていた胡蝶しのぶは、自身亡き後に「継子」の栗花落カナヲへ後始末を託しています。その為、栗花落カナヲは胡蝶しのぶが「自分自身を食わせる」と言う賭けに出る事を知っており、童磨に胡蝶しのぶが吸収されてしまった直後でも、師範の遺志を叶えようと奮闘しました。
胡蝶しのぶが栗花落カナヲに送った指文字
胡蝶しのぶの指文字の意味は?
栗花落カナヲが胡蝶しのぶの元へ駆け付けたのは、童磨がちょうど胡蝶しのぶを吸収している最中の事でした。衝撃的な場面によって怒りを露わにした栗花落カナヲは童磨へ斬りかかっていきます。この際に、童磨に吸収されながらも胡蝶しのぶは栗花落カナヲに「指文字」を送りました。この胡蝶しのぶの「指文字」は童磨の血鬼術「氷」への注意喚起であった事が分かっており、推察するに「息を吸うな」と言う意味があったのではと言われています。
実際に胡蝶しのぶはこの童磨の血鬼術によって肺に深刻なダメージを負っていました。その為、「継子」である栗花落カナヲへ、”息を吸うな、肺が凍る”と言う忠告を胡蝶しのぶは死の間際に伝えました。童磨の「粉凍り」は自分自身の血を粉状に凍らして散布する事から、初めて出会う敵にとっては予想もしない奇襲である事から「初見殺し」と言われている技で、胡蝶しのぶは自身の命が尽きる瞬間まで、計画の成功を望んでおり、その為に必要不可欠な栗花落カナヲを守ろうとしました。
指文字のおかげで命拾いする栗花落カナヲ
胡蝶しのぶが死の間際に遺した忠告を受け取った栗花落カナヲは、「初見殺し」である童磨の「粉凍り」を回避する事に成功します。そして静止・動体視力が優れている栗花落カナヲの攻撃は童磨を苦戦させました。しかし童磨は栗花落カナヲの視力が優れている事に気付き、「凍て曇」と言う氷の煙幕によって眼球を凍らす事ができる技を使用され、栗花落カナヲは日輪刀を奪われてしまいました。そして「散り蓮華」と言う扇子から砕けた花状の氷を出す技によって絶体絶命のピンチに陥ります。
その時天井から嘴平伊之助が乱入し、栗花落カナヲは日輪刀を取り戻します。嘴平伊之助との共闘によって童磨の足止めをしていましたが、童磨は「結晶ノ御子」と言う自身の分身を生み出す技を使用し、本体は退席しようとしました。しかし次の瞬間、童磨の体はドロドロに溶け始めます。胡蝶しのぶの毒が回り、栗花落カナヲの時間稼ぎによって服毒作戦は成功します。童磨は解毒の為に技を出し、時間稼ぎをしようと試みますが、栗花落カナヲの剣が童磨の頸を捉え、嘴平伊之助の助力によって童磨の頸を落とす事に成功しました。
胡蝶しのぶと嘴平伊之助の関係についてはこちら→『鬼滅の刃』伊之助は胡蝶しのぶを慕っていた?真相を解説!
まとめ
胡蝶しのぶの指文字についてのまとめはいかがだったでしょうか?胡蝶しのぶは姉の仇を取る為に、自分自身が毒を飲んでまで童磨を倒そうとしました。そしてそんな師範の想いを叶える為、栗花落カナヲは命懸けで時間稼ぎをします。そんな2人の信頼関係があったからこそ、死の間際に遺した師匠の指文字を、弟子である栗花落カナヲは受け取る事ができたと言えます。鬼殺隊にはこの他にも指文字の登場するシーンがあり、指文字は隊士同士の重要な連絡ツールとして使用されていた事が分かりました。
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