この記事には原作のネタバレを含みます。ご注意下さい。
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『鬼滅の刃』風柱・不死川実弥のプロフィール
名前 | 不死川実弥(しなずがわさねみ) |
誕生日 | 11月29日(21歳) |
階級 | 柱(風柱) |
身長/体重 | 179㎝/75Kg |
出身地 | 東京府 京橋區 |
家族構成 | 7人兄弟の長男、父母共に他界 |
好きな食べ物 | おはぎ |
趣味 | カブトムシの飼育 |
不死川実弥の過去とは?
不死川実弥の家族は鬼に殺された?
不死川実弥は7人兄弟の長男として生まれました。父親はいわゆる”ろくでなし”で、他人に恨みを買って殺されるような人物でした。一方で母親との関係は良好であり、弟・玄弥(げんや)と共に母親と弟妹達を支えて守っていこうと誓っていました。そんなある日、母親の帰りが遅い事を不審に思った不死川実弥が家を離れ、母親を探している間に弟達の元へ正体不明の獣が襲いかかりました。後に判明しますが、この獣は鬼となった母親の志津でした。
母親の捜索から戻った不死川実弥は家の状態に異変を感じ、無惨な姿の弟や妹を発見します。家族を襲った獣に飛びかかった不死川実弥は、無我夢中で鬼となった母親と交戦し、陽が昇るまで戦いました。そして夜が明け陽の光を浴びた母親の志津は、玄弥の腕の中で息絶えました。
生き残ったのは不死川実弥と弟の玄弥だけ?
鬼になった母親の志津によって急襲された不死川実弥の弟妹達は、弟・玄弥のみを残してほぼ即死の状態で殺されていました。そのあまりの惨劇を目の前で見ていた玄弥は混乱し、弟妹達を襲った獣の正体が母親の志津だとは気付けませんでした。この事によって兄の不死川実弥が何と戦っていたのか玄弥は理解しておらず、夜明けと共に医者を呼ぼうと家を飛び出した玄弥が見たのは、横たわる母親の姿と、返り血に濡れる兄・不死川実弥の姿でした。
不死川実弥と弟・玄弥に生まれた確執とは?
唯一生き残った不死川実弥と弟・玄弥ですが、玄弥の目には「兄が母親を殺した」ようにしかみえませんでした。落ち着いて考えれば分かる事ですが、幼い玄弥にとって母親と弟妹達の死はあまりに衝撃的な出来事で、理解する事はできませんでした。そして玄弥は兄・不死川実弥に向かって「人殺し」とひどい言葉を浴びせてしまいます。鬼となった母親に命懸けで立ち向かった兄に対して、ひどい罵声を浴びせてしまった事を、玄弥は後に酷く後悔しました。
この出来事から、不死川実弥と玄弥の間には埋められない溝ができてしまいます。不死川実弥は「自分に弟はいない」と言い、玄弥の話をするとキレて手がつけられない状態となってしまいます。そんな兄に申し訳ない気持ちでいっぱいな玄弥は、自身も兄と同様に「鬼殺隊」へ入隊し、兄と肩を並べようとしました。そんな玄弥を見て不死川実弥は「鬼殺隊なんて辞めちまえ」と突き放すような言葉を投げかけました。
不死川実弥の本当の想いとは?
不死川実弥は玄弥を突き放していましたが、この態度には理由がありました。不死川実弥は唯一生き残った弟の玄弥に、鬼の手の届かない平和な場所で、人並みの幸せを感じて生きて欲しかったそうです。その為に自分が鬼殺隊として玄弥達を守るつもりでいた為、玄弥に「鬼殺隊なんて辞めろ」とひどい言葉を言っていました。
不死川実弥は見た目も怖く、口も悪いキャラクターですが、『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの中では1、2を争う心優しい人物で、他人の為に涙を流す事ができる人間である事が後に明かされました。そんな兄の本質を知っていた玄弥は「鬼から兄を守る為」に鬼殺隊へ入隊し、兄の側にいようとした事が分かっています。
不死川実弥の特異体質・稀血(まれち)とは?
不死川実弥は「稀血(まれち)」と呼ばれる得意体質である事が分かっています。これは「鬼にとって非常に魅力的な血」を持っているという事で、稀血の匂いを嗅いだだけで、鬼はまるでマタタビに酔った猫のようになるそうです。特に不死川実弥の稀血は「稀血中の稀血」と言われる程希少な血である事が分かっており、その効果は上弦の鬼にすら効果がある程です。
かつて炭治郎が鬼である禰󠄀豆子を連れている事に関して「柱合会議」が開かれましたが、不死川実弥は禰󠄀豆子に対し血の匂いを嗅がせて挑発を行いました。禰󠄀豆子は強靭な精神力で不死川実弥の誘惑に勝ちましたが、「稀血中の稀血」である不死川実弥の血を前にしても我慢した禰󠄀豆子の姿を見て、柱達は炭治郎の言い分を信じ、禰󠄀豆子の存在を認めたと言われています。
まとめ
不死川実弥は自身の稀血を活かし、わざと体から出血する事で鬼を惑わせて戦っていました。その為生傷が絶えなかったようです。このように不死川実弥が捨身で戦うのには、「弟を守りたい」と言う強い想いがあったからだという事が分かりました。特異体質の家柄によって鬼舞辻無惨に狙われ、最愛の母親を鬼にされただけでなく、弟妹達も失い、自身の手で母親を殺めなければならなかった不死川実弥の苦痛は計り知れません。
そしてそんな兄の想いを汲み取り力になろうとした玄弥とのエピソードは、ファンの間でも「泣ける」と話題になっていました。このように幸せな時間を突如として奪われたのは不死川実弥のように、『鬼滅の刃』に登場するキャラクターはそれぞれ辛い過去を持っています。そんなキャラクター達の過去のエピソードも『鬼滅の刃』では丁寧に描かれています。こうした深い物語性が『鬼滅の刃』が人気である理由の1つではないかと言われています。
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