『鬼滅の刃』十二鬼月とは?プロフィールや詳細一覧!〜上弦編〜

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この記事には原作のネタバレを含みます。ご注意下さい。

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『鬼滅の刃』十二鬼月とは?

『鬼滅の刃』に登場する「十二鬼月(じゅうにきづきは、全ての鬼の始祖である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)が選別した、直属の配下にあたる12名の鬼を指しています。鬼舞辻無惨によって血を与えられ、鬼となった個体の中でも優劣があり、より優れた鬼は多くの人を食べる事ができます。そのような優れた鬼を選別し、血を追加して与える事で、その個体の能力は鬼殺隊の並の剣士では歯が立たない程飛躍します。

この「十二鬼月」という鬼は、鬼舞辻無惨が戦国時代に現れた”始まりの呼吸の剣士”に対抗するべく組織したのが起源であると明かされました。そんな「十二鬼月」の中でも優劣が決まっており、「上弦」は6名、「下弦」も6名と在籍し、最高位は「上弦の壱」、最低位は「下弦の陸」とランク付けされています。「十二鬼月」は時期によっては席に空席もあり、鬼舞辻無惨の気分などによって理不尽に処刑される事もあります。

上弦の陸:堕姫(だき)・妓夫太郎(ぎゅうたろう)

堕姫・妓夫太郎のプロフィール

堕姫は別名「帯鬼」と呼ばれ、吉原遊郭「京極屋」看板花魁を務めながら、裏では美しい遊女などを食べていました。100年以上前から遊郭にいたとされ、不老が怪しまれる度に店と源氏名を変えて遊郭を転々としていました。元々は遊郭の最下層の女性の元に生まれ、「梅」と名付けられました。梅は幼い時から類稀なる美貌を持っており、並の男では姿を見ただけでも失神する程だったと言います。ある日客の男に大怪我を負わせ、報復として「生きたまま焼かれる」という罰を受けました。

妓夫太郎は別名「鎌鬼」と呼ばれ、普段は堕姫の帯の中に潜んでいますが、実は本当の「上弦の陸」は妓夫太郎の事を指していました。妓夫太郎は毒を潜ませた鎌を使用し、15人もの柱を葬ってきた実力者です。しかしその過去は悲しく、生みの親からは幾度となく殺されかけ名前すらもつけてもらえませんでした。そんな妓夫太郎の唯一の心の支えであった妹の梅が、報復を受け瀕死の状態になり、彼女を抱えあてもなく歩いていたところに、童磨によって勧誘され梅と共に鬼になりました

鬼舞辻無惨の評価:堕姫「足手まとい。頭の悪い子供」妓夫太郎「お気に入り。境遇と貪欲な性格を高く評価」

上弦の陸(後任):獪岳(かいがく)

獪岳のプロフィール

獪岳我妻善逸の兄弟子として桑島慈悟郎の元で修行を積んでいました。しかし鬼殺隊とある日、上弦の壱・黒死牟と対峙しそのあまりの脅威に降伏し、命乞いの末に自身も鬼となりました。黒死牟と同様に「呼吸」を使用できる剣士で、実力としては新参者でありながら上弦に食い込む程高かったと言われています。過去には岩柱・悲鳴嶼行冥の元で暮らしていた事もありましたが、その際にも鬼に出会った恐怖から命乞いをし、自分以外の子供と悲鳴嶼行冥を鬼に売った事もありました。

兄弟子としては我妻善逸の事を蔑む発言が多く、1つの型しか使用できず泣き喚く我妻善逸を罵るシーンが登場しています。しかし実はそんな獪岳自身は我妻善逸の使用できる「雷の呼吸・壱の方”霹靂一閃”」のみ使用する事ができず、我妻善逸に対し劣等感も抱いていました。元鳴柱で「雷の呼吸」の師匠である桑島慈悟郎は、獪岳と我妻善逸が2人合わせて「雷の呼吸」を継承してくれればと願っていましたが、獪岳の裏切りによって果たされず、責任をとって桑島慈悟郎は自害しています。

獪岳についてはこちら→『鬼滅の刃』上弦の陸・獪岳とは?悲鳴嶼との関係をネタバレ紹介

上弦の伍:玉壺(ぎょっこ)

玉壺のプロフィール

玉壺目と口が反転した位置にあり、壺から蛇のように生えているという異形の鬼です。比較的人形の鬼が多い中、明らかに異質な存在の玉壺は、その性格も極悪卑劣となっています。自身が殺した人間の遺体を「芸術作品」として飾り付ける悪趣味さや、同じ芸術家である刀鍛冶に嫉妬し固執して殺そうとするなど、鬼の中でも1、2を争う「嫌われ者」です。しかし玉壺の作る壺の芸術性は実際に高く、鬼舞辻無惨も「玉壺の壺は綺麗で高く売れる」と評価していました。

漁村の生まれだった玉壺は、幼い頃より魚を捕まえて遊んでいたらしく、捕まえた魚を繋ぎ合わせて遊んだり小動物を虐待したり異常行動の多い人間だったようです。その為、人間時代から孤立した存在で、鬼となった現在でもその性質は残っていました。玉壺は普段壺から生えた状態で、その壺を行き来する事で情報収集などを主に行っていた鬼ですが、その真の姿は半魚人のような怪物でした。真の姿になるのは極稀な様で、時透無一郎刀鍛冶の里で見たのが”3人目”だと玉壺自身が話していました。

鬼舞辻無惨の評価:「割とお気に入り。(壺が高く売れるから)」

上弦の肆:半天狗(はんてんぐ)

半天狗のプロフィール

半天狗額に大きな瘤を持つ老人の鬼です。常に「怖ろしい、怖ろしい」と怯えた様子で、一見すると小心者に見える鬼ですが、その性質は上弦の鬼らしく狡猾で卑劣なものでした。人間の頃より、人の善意を逆手にとって、親切な人間を騙し金品を奪ったり殺したりを繰り返して生活していました。そのあまりに極悪非道な行いに、遂に打ち首となる寸前のところを鬼舞辻無惨に見初められ、鬼となりました。

半天狗の能力は「分裂能力」で、本体は野ネズミ程の大きさになり身を隠すと同時に、首を斬られるごとに喜怒哀楽などの感情を司る分身を作り出します。作中では「積怒(せきど)」「可楽(からく)」「空喜(うろぎ)」「哀絶(あいぜつ)」が登場し、積怒を母体とした総合体「憎珀天(ぞうはくてん)」という鬼も登場しています。分身のどれもが強力な血鬼術を使用する強敵で、本体を倒さなければ分裂を続ける為、能力の厄介さでいうと鬼の中でも1、2を争うと言われています。

鬼舞辻無惨の評価:「普通。たまにうざく感じるが許容範囲内」

上弦の肆(後任):鳴女(なきめ)

鳴女のプロフィール

鳴女琵琶を持った一つ目の女の鬼で、鬼舞辻無惨の側近を元々務めていました。空間系の能力を司る鬼の中ではトップクラスの実力で、鬼舞辻無惨も鳴女の能力を重宝していました。主に、十二鬼月の召集や、鬼殺隊の居処を探る事を役割としていました。常に琵琶を奏でており、会話はほとんどせず必要最低限の発言のみとなっています。鬼舞辻無惨の本拠地である「無限城」を管轄する重要人物で、鬼舞辻無惨も他の鬼には頓着しませんが、鳴女に関しては守ろうとする素振りがありました。

鬼舞辻無惨の評価:「便利であるためお気に入り」

上弦の参:猗窩座(あかざ)

猗窩座のプロフィール

猗窩座は武器を持たない鬼で己の拳のみで戦う為、「拳鬼」と呼ばれていました。人間だった頃より鍛錬に全てを費やし、強者を評価する一方で弱者に関しては吐き捨てる様に見下しています。その為、「無限列車」で炎柱・煉獄杏寿朗に出会った際にはその強さに惚れ込み「鬼になれ」と勧誘しています。人間時代に恋人を殺されるという悲劇によって、自暴自棄となり大勢の人間を殴り殺しました。そんな実力を見込んだ鬼舞辻無惨によって鬼となり、以降「青い彼岸花」を見つけるという特殊任務を任されています。

鬼舞辻無惨の評価:「真面目で忠実なのでお気に入り」

猗窩座についてはこちら→『鬼滅の刃』上弦の参・猗窩座とは?悲しい過去をネタバレ!

上弦の弐:童磨(どうま)

童磨のプロフィール

童磨は一見すると穏やかで優しそうな外見をしていますが、その発言や行いから狂気さが滲み出ている鬼です。鬼には珍しく人間だった頃の記憶もしっかり残っていました。「万世極楽教」の教祖の息子として生まれた童磨は、異質な外見から「神の声が聞こえる特別な子」として崇められました。当の本人は神の声など聞こえた事はなく大人達の虚無とも言える信仰を目の当たりにして育った事から、感情がない人間となりました。

嘴平伊之助胡蝶しのぶとは因縁があり、家族を失った事で怒りの感情を露わにする彼らを見て、童磨はなぜ怒っているのか分からないという様な態度を取ります。この様な童磨の行いが対人の神経を逆撫でする事が多い様で、同じく上弦の鬼である猗窩座とも相性が悪く、猗窩座に頭を吹き飛ばされた事もあります。そして半天狗同様に童磨は「分身」する血鬼術も持っており、息を吸うだけで肺が凍る程の威力を持つ「氷」関係の技を使う実力者です。

鬼舞辻無惨の評価:「あんまり好きじゃない」

童磨と関係が深い胡蝶しのぶに関してはこちら→『鬼滅の刃』胡蝶しのぶの指文字の意味とは?詳細を解説!

上弦の壱:黒死牟(こくしぼう)

黒死牟のプロフィール

黒死牟6つの目を持つ鬼で、剣を使用する剣士です。400年以上に渡って十二鬼月の頂点に君臨し、鬼舞辻無惨からは「ビジネスパートナー」として認められている唯一無二の存在です。毒や道具などを使用せず、上弦の鬼の中では獪岳と同様に”呼吸法”を使用する剣士の鬼です。黒死牟は「全集中・月の呼吸」を使用し、これは剣士の”呼吸法”鬼の”血鬼術”を複合させたハイブリットな呼吸法になります。

黒死牟は顔に痣があり、これは人間だった頃に痣を出現させた事で短い生涯を遂げようとした際に、鬼舞辻無惨が「鬼になればいい」と勧誘した為、顔には痣が残った状態で鬼化しました。黒死牟は童磨同様に人間だった頃の記憶をしっかりと持っており自身の出征や弟との因縁に長年縛られ続けていました。鬼になってまで超えたかった偉大な弟の存在が、黒死牟にとっては大きく、逆にその存在があったから黒死牟は醜い鬼へ成り果てる事はなかったと言われています。

鬼舞辻無惨の評価:「ビジネスパートナー」

黒死牟と戦った岩柱・悲鳴嶼行冥についてはこちら→『鬼滅の刃』岩柱・悲鳴嶼行冥とは?獪岳との関係をネタバレ!

黒死牟と戦った風柱・不死川実弥についてはこちら→『鬼滅の刃』風柱・不死川実弥とは?弟との確執や稀血について解説

まとめ

鬼舞辻無惨の直属の配下「十二鬼月」に関するまとめはいかがだったでしょうか?十二鬼月は鬼の中でも精鋭部隊で、鬼殺隊のですらも苦戦する様な実力者が揃っています。そんな鬼達もそれぞれが人間だった過去を持っており、鬼の中にはそのあまりに切ない過去にファンが涙したエピソードもありました。鬼は人間にとってではありますが、彼らもまた葛藤や苦悩を抱えて存在していた事が、『鬼滅の刃』には丁寧に描かれており、人気の理由の1つとなっていました。

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