『今際の国のアリス』の実写ドラマについてはこちら→『今際の国のアリス』実写ドラマ化!キャストやあらすじをネタバレ
『今際の国のアリス』Netflix版ドラマとは?
『今際の国のアリス』は麻生羽呂先生原作の少年漫画で、「週刊少年サンデーS」で2010年に連載が開始され、単行本は全18巻が発売されています。今回、アメリカの定額制動画配信サービス「Netflix」にてオリジナル実写ドラマが制作され、2020年12月10日に全世界へ向けて配信がスタートしました。ストーリーは全8話となっており、主演は山崎賢人さんと土屋太鳳さんがW主演を務めています。
『今際の国のアリス』の実写ドラマ化にあたって、メガホンを取ったのは佐藤信介監督で、佐藤信介監督はこれまでに「GANTZ」や「アイアムアヒーロー」、「キングダム」などの少年漫画の実写化を手掛けている監督で、迫力のあるアクションシーンなどを得意とする人物です。
実写ドラマ化するにあたってこだわった事とは?
「Netflix」はこれまでにも、「全裸監督」や「呪怨:呪いの家」などでオリジナルの日本ドラマを制作し、話題となりました。しかし、今回の『今際の国のアリス』の制作では、より”海外進出”を重要視したと言われています。日本のドラマと言えば、撮影期間も少なく大掛かりなセットも必要としない事がほとんどと言われています。しかし『今際の国のアリス』では、全8話の撮影を5ヶ月という長期に渡って行っており、物語にリアリティーを演出する為に大掛かりな”渋谷の街”のセットを作り、そこで撮影が行われました。
特に「渋谷のスクランブル交差点」に人間が誰もいないシーンは、大掛かりなセットがなければ撮影する事ができないものになっており、海外から見て「東京」の代名詞である「渋谷スクランブル交差点」を印象深く使用する為に、複数の映像作品を撮影する”共同出資”という形で「渋谷の町」のセットを実際に建造したそうです。その為、『今際の国のアリス』でも「渋谷スクランブル交差点」のシーンは予告動画でも使用され、印象の強い名シーンとなりました。
『今際の国のアリス』Netflix版ドラマの内容は?
生きる意味を見失った少年・アリスが突然「げぇむ」と呼ばれる様々なミッションを課せられ、クリアしないと「びざ」が切れて死んでしまうという恐ろしい世界「今際の国」に囚われてしまうというストーリーの『今際の国のアリス』ですが、今回配信された『今際の国のアリス』は”シーズン1”とされており、物語の内容も続編がある期待を匂わせるようなものとなっています。アリスが「今際の国」で直面する様々な”生死”の場面が残酷にもリアルに描かれ、「生きる意味」を問う壮大な「げぇむ」の開幕が描かれています。
『今際の国のアリス』Netflix版ドラマと原作の違いは?
今回実写ドラマ化にあたって、『今際の国のアリス』の原作漫画と多少異なる演出が用いられました。まず主人公・アリスの経歴ですが、原作のアリスは高校生で、自堕落な生活を送っているという設定でした。しかし実写ドラマでは、アリスは大学を中退したいわゆる「ニート」で、ゲームに明け暮れる日々を送っています。そして原作では、友人のチョータとカルベと共に閃光を目撃した後、誰もいない街を彷徨った3人は、謎の神社に辿り着き、電光掲示板に突然表示された「げぇむ」に巻き込まれていきます。
しかし実写ドラマでは、アリス達3人は事故を起こし、警察から逃走して身を隠している間に渋谷が誰もいない街へ変貌していました。そして誰もいない渋谷の街を彷徨った結果、ビルの大型スクリーンに突如として「ゲームの開幕」を宣言するメッセージが流れるという演出に変わっていました。このように、2010年に連載された原作漫画から、若干の演出が加筆された事で、実写ドラマではより2020年現在に合った作品として制作されているようです。
『今際の国のアリス』Netflix版ドラマを見たファンの声は?
『今際の国のアリス』Netflix版ドラマ高評価の声は?
このように、『今際の国のアリス』の実写ドラマには高評価の声が多く寄せられていました。特に「作品のスケール」に圧倒されたという声は多く、今までの日本ドラマの常識を覆す「壮大なスケール」の作品となっているようです。映画のような莫大な製作費を投資し、「海外に通用する日本ドラマ」を制作するという実写ドラマのスタッフの熱意は凄まじく、欧米で高評価を得た韓国ドラマ「愛の不時着」に続くような作品にしたいという意気込みが分かるドラマとなっています。
『今際の国のアリス』Netflix版ドラマ低評価の声は?
『今際の国のアリス』の実写ドラマに関する感想は、そのほとんどが高評価のものでした。しかし少数ではありますが低評価の感想も寄せられていました。その内容としては、「原作と内容が違う」というものが多く、原作ファンからの「作品の改変」を快く思わない意見が目立ちました。今回『今際の国のアリス』は実写ドラマ化にあたって、より「海外に向けて発信する」事を重視した改変が施されました。その為、「原作漫画のままの実写化」を望んでいたファンからは低評価が寄せられたようです。
まとめ
今回待望の実写ドラマ化となった『今際の国のアリス』ですが、制作スタッフの並々ならぬ熱意によって、「今までの日本ドラマにはないスケール」の大作に仕上がっていました。主演に人気俳優である山崎賢人さんと土屋太鳳さんを起用し、2人の脇を固めるキャストも非常に豪華な顔ぶれとなっています。2020年12月10日に配信された全8話は”シーズン1”とされ、”シーズン2”の制作を匂わせるような結末となっていました。シーズン1を視聴したファンからは、早くも続編を望む声が寄せられており、今後も目が離せない作品となっていました。
原作『今際の国のアリス』の結末についてはこちら→『今際の国のアリス』物語の結末をネタバレ!”今際の国”とは?
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